島本美保さん
平成7年11月、城陽市に初めてのホール、城陽文化パルク・プラムホールが完成しました。
翌8年1月、城陽ロータリークラブ主催による大阪シンフォニカーのニューイヤーコンサートが開催され、1300人の市民が招待されました。
そして、平成10年1月、ようやく城陽市余暇活動センターの主催によって、ニューイヤーコンサートが開かれ、2000年を迎えた今年、その2回目のニューイヤーコンサートを開催していただくことができました。
大阪シンフォニカーのすばらしい演奏は、シンフォニーホールやいずみホール、京都コンサートホールなどあちこちで聴かせていただいておりましたが、城陽市民として、この城陽のホールで聴くニューイヤーコンサートは、また格別の感動があり、何かとても新鮮な空気を味わうことのできるものです。今日は、2000年のスタートを改めて感じたコンサートでした。
盛りだくさんに、わかりやすい曲を色々選んでいただき、ソリストを迎えて、華やかさも増し、サービス満点でした。
これからもずっとこのコンサートは続けていただき、一人でも多くの方々に親しんでいただきたいと思います。「城陽市民の一年は、ニューイヤーコンサートで始まる」というように。他の立派なホールと変わらぬ意気込みで、このプラムホールでも、益々すばらしい大阪シンフォニカーの演奏を聴かせていただけることを期待いたしております。
島本 英年さん(美保さんのご長男)
ニューイヤーコンサート2000、城陽でも開催されることになったのはとてもうれしいことで、市民の皆さんもホールのほとんどの席を埋めるほど来聴され、ステージの前には一面にたくさんの花が飾られていた。
指揮者牧村さん(マッキー)が静かに颯爽と登場。はじめは「こうもり序曲」だ。
ニューイヤーコンサートをはじめるのにぴったりの序曲だと思う。
牧村さんの指揮では音がはねるように軽い。音が踊るようだ。
牧村さんのトーク。大阪シンフォニカーは2000年カウントダウンコンサートに引き続いてずっと仕事らしい。お疲れ様です。
マッキーのトークはノリがよくって、最後まで聞いてる方も固くならず、リラックスできた。「観光列車」では、曲の冒頭に「ミレニアム号、発車」の掛け声。鉄道員に扮した人が出て来た。「ペルシャ行進曲」は確か、今年のウィーンフィルのニューイヤーでも演奏されたと思う。「ウィーンの森の物語」は、一転して落ち着いた曲で、冒頭の弦楽器やフルートとヴァイオリン独奏がとてもきれいでうまい。小編成で演奏するところがきれいに決まっている。大阪シンフォニカーのレベルの高さは個人の技が優れているところにもあるなあと感じた。そしてcrescして、流れるようなメロディーに変わる。シンフォニカーは牧村さんの棒と一体になって、流れるように演奏するところがまことに優美でいいと思った。
ここで、ソリスト並河寿美さんの登場。
舞台が華やかになる。「ウィーン我が夢の街」では観客にも夢心地を与えているような優しい声、
「メリーウィドウ」の「ヴィリアの歌」では悲しく、美しい雰囲気の歌声が聞けた。並河さんの歌声はソプラノでよく聞かれるキンキンとした声でなく、つやがあって豊かな広がりを持っていた。曲の最後まで声が大きく伸びてすばらしかった。
「千夜一夜物語」「南国のバラ」と続き、前半終了。
後半は、「軽騎兵序曲」から。pのところがうまい。シンフォニカーは音楽の中で喜怒哀楽というか、
さまざまな感情を出すのがうまいと思った。「スケーターズワルツ」「そり滑り」は冬らしくて軽快な感じがよかった。特に「そり滑り」は観客も聞いた人が多いらしく、楽しそうに聞いていた。
牧村さんも指揮しながら踊っていた。愉快でユーモラスな演奏だ。次の「踊る小猫」は猫と犬の鳴き声
が舞台から聞けた。とてもそれがうまいと思う。チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」2曲が続いて、最後の「美しく青きドナウ」とアンコールの「ラデツキー行進曲」はニューイヤーでは定番。でも何回聞いても飽きない。 シンフォニカーの演出は観客をとても楽しくさせていたし、牧村さんも楽しそうに
指揮していて、それが客席にも伝わってきた。聴衆と一体になる音楽を作っていたと思う。
これからも、大阪シンフォニカーのすばらしい音楽に期待しております。
飛鳥さん