特別演奏会“Who&Who”
2000年5月11日(木)7:00pm開演 いずみホール
企画・構成・指揮・お話:牧村邦彦
ソプラノ:並河寿美
【プログラム】 グリンカ :歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲
フォーレ :組曲「ペレアスとメリザンド」作品80
前奏曲〜糸を紡ぐ女〜シシリエンヌ〜メリザンドの死
サン・サーンス :歌劇「サムソンとデリラ」から“あなたの声に心は開く”
ガーシュイン :歌劇「ポーギーとベス」から“サマー・タイム”
ワーグナー :楽劇「トリスタンとイゾルデ」から
第1幕への前奏曲と“イゾルデの愛の死「優しくかすかな彼のほほえみ」”

どーも〜 始めまして。“玉井じゅにあ”と申します。 と言っても、こちらのサイトではG◎●として佐々木さんの胃を痛めた人物ですが(笑)  
さて、何故にこんなページがあるかというと… 2000年5月11日にいずみホールで行われた“Who&Who”が終わった後、 局長さんから「批評を書いてくれへんか?」と意外な申し出。  いやぁ…寝てなくてよかったぁ… と、不謹慎な安心を得た瞬間でした(笑)  ただ、全然クラシックを勉強した事のある人間ではないのとちょいとした事情により現在コンサートが終わって3日ほど経っておりまして…(汗っ)ほんとーに直感的な「感想」になっていますがその辺はご容赦を。  全体的な感想としては、やっぱり速めの曲の方が性に合うようですな。  若さゆえ……か? たぶんね。
●開幕前  さて、開幕前に持ち前の方向音痴を発揮して危うく全く別な所へ行くところでしたが  地図を発見したおかげでなんとかセーフ。 開幕5分前に到着しました。  チケットを受け取りいざ、自分の席へ…
●前半  受け取ったパンフを見ると単発がいっぱいあるようで…
▼歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲 【グリンカ】  さぁ、覚えてるぞ。 しょっぱなで自分の好みにハマったので  これは良く覚えてます。 テンポのいい曲でした…  誰だ、「クラシックはつまらない」とかいったやつぁ。  そんな事は無いと実感。  これが終わった後、指揮者さんからこの曲に関する説明と  次に演奏する曲の説明がありました。 息があがってますねぇ…
▼組曲「ペレアスとメリザンド」作品30 【フォーレ】  前奏曲→糸を紡ぐ女→シシリエンヌ→メリザンドの死  四つ続く曲。 始めに指揮者さんの説明で 「いつ終わったか解りにくい」とのお言葉のせいもあったでしょう。  一旦、演奏に区切りがあるとは思っておらず、 「ここが、糸を紡いでるシーンかな?」とか、 「あれ? 死んだ?」とかを、前奏曲でイメージしていました(笑)  これ、たぶん俺だけじゃないっス。  だって、前奏曲終わった後に皆拍手してたもん(笑)  ちょっとゆっくり目の曲だったので、少し眠たくなってしまいました(笑)  ちょっと気取ってよく知らない作曲家のクラシックを聞きに着て  こう言うのに当たると、やっぱり「つまらない」とか思われるかもしれないなぁ…
▼歌劇「サムソンとデリラ」から“あなたの声に心は開く” 【サン・サーンス】  え〜、この曲が始まる前… だったかな? 「今日は皆死ぬんです」と、指揮者さん。  なんでも、この曲は<旧約聖書>にあるサムソンと言う人物の物語を、  オペラ化しようとしたとか。 スケールが大きいです。  で…今目の前にあるサムソンの資料は一体…(笑)  サムソンの強さ(怪力)の秘密を聞き出すシーンなんだそうです。  ちなみに、髪の毛がその秘密だそうな。 最後まで明かされなかったので (^-^)  ソプラノさんがちょっと聞き取りにくかったかも…  席のせいかな?
▼歌劇「ポーギーとベス」から“サマータイム” 【ガーシュウィン】  黒人さんのために書いた曲なんだそうです。  いちど、全部通して見てみたい…  そう思うぐらい、後を引きます。  でも、やっぱりスローテンポはちょっとニガデですね… ●後半  ここからは、ちょっと長いのが二曲。  メジャー所です。
▼楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 【ワーグナー】  第一幕への前奏曲と“イゾルデの愛の死”「優しくかすかな彼の微笑み」  うーん… これもソプラノさんの声が聞き取りにくかった…  なんでや?  スローテンポであったため、やはり眠りそうに…  この時は、何か他のことを考えてやり過ごしたように記憶しています  …が  肝心の曲の部分をあんまり聞いてなかったため  寝てるのと大してかわらんでわないか…  なんか、これだけ妙に印象が薄いです。 すんません。
▼幻想序曲「ロメオとジュリエット」 【チャイコフスキー】  曲の雰囲気がちょこちょこ変わったおかげで 「聞く」と言うモチベーションを保てました。  今回、一番印象に残った曲。  この曲を聴いていて思ったのは… 「舞台の上の演技がなんとなく目に浮かぶ」でした  ロミオとジュリエットはとても有名なお話であった事。  そして、何よりも解りやすい曲であった事。  何か、お話がベースになっている時は そのお話も知っていた方が楽しめるみたいですね。  で、一つ気になった事が。  後半で、一番盛り上がる所…  そこで、何やら「風切り音」のような音が聞こえたんです…  ヴァイオリンの音の後を追うかの用に耳に残る音…  一体なんの音だったのか? 非常に気になります。 ●全体的な感想、其の弐  やっぱり、「〜から××」と持ってこられると全体を通して聞いてみたいと思いますね。  その方がもっと良さが解るんじゃないかと思いました。  でわでわ。「感想」どころか、もはや完全な「作文」と化しておりますが(笑)  この辺で、失礼いたしやす。 ご意見、その他は掲示板の方へよろしゅうに〜 ●おまけ(って言うかぐちと暴露) ○携帯の電源を切り忘れる  演奏中に切りました(笑) ダメじゃん △ぶらぼー、ちょっとうるさい…  毎曲言うと価値がねぇって思ったんスが…

安田裕隆 さんの批評です。
誰かさんと誰かさん... 曲目に「と」で並べられた人名が並ぶ曲目で構成された演奏会。 指揮者のマッキーこと牧村邦彦さんが企画・構成におしゃべりまで行うプログラム。 牧 村さんのファンにとっては素敵な演奏会であったはずだが、雨が今にも降りそうな生憎の 天候のせいもあり、7割程度の入りだっただろうか。 ちょっと淋しい状態の客席だった。
さっそうと出てきた牧村さんが、勢いよくルスランとリュドミラの序曲を始める。 しっ かりと低音が響いてくる。 軽妙なタイトルだが、音楽は気合を入れていますよ、という ような意気込みが感じられる。 しかし、僕の座席が左隅ということもあるかもしれない が、オケ全体的に勢いや推しの強さはあるが、切れ味が感じられない。 花石さんのティ ムパニの響きにもどこか締まりがないように感じる。 ライナー/シカゴ響の演奏に馴染ん でいるせいでもあるので辛くなってしまうが、もどかしい、そんな感じ。
次のフォーレの組曲は、スピーチではフランス音楽らしく捕らえどころがない音楽で眠く なるかも... とのことだったが、句読点のはっきりした演奏だった。 ここでも低音がビ ンビンと聴こえてくる。 曲に対する気合は感じるのだが、いかんせん洒脱さが欠けてい てはフォーレらしくない。 そんな中で光っていたのがシシリエンヌでの末原さんのソロ。 どことなく懐かしくもあり、これは素晴らしかった。 そんな牧村さん、歌の伴奏になると何故か本領発揮... と感じてしまう。 最後のチャイ コフスキーのロメオとジュリエットも十分な力演であったことは否定しないし、オケのメ ンバーのソロも十分に美しくはあったのだが、オケ全体がうねるような感じ、音楽の奥行 きを感じさせるような深みにはちょっと乏しい。 音が十分に前には出ているのだが。 で、話はもどって、これが伴奏になるとのびやかだ。 またワーグナーでは第1ヴァイオ リンが10名の編成なのに音が十二分に粘ちっこくもなる。 単に的確な伴奏を付けてい る、そんなのではなく、ソリストものせてしまうような巧者ぶり。 音楽に底光りがする から不思議だ。 並河さんの歌はサン・サーンスの曲の後半から調子が出てきたかな。 そしてガーシュ ウィンのサマータイムが絶品。 オケのメンバーの共感あふれるサポートぶりが素晴らし かった。 ふっとダイアン・ウィットリーさんを指揮者に迎えた演奏会のことを思い出し た。 あの時、この若いオケのメンバー各自が持つスイング感のようなものが良く出てい てとても楽しかったし、またオケ全体の纏まりもよくて驚いたのだが、ここでの牧村さん もまた見事だった。 オケのメンバーの自発性を引き出していて楽しいし、そして要所を きちんと締めているのでけっして粗雑にならない。 そして何より並河さんの歌も堅苦し くなく見事だった。 僕の席から見た並河さんの横顔がどこかキャスリーン・バトルにも かぶって見えた。 巧かった。 この演奏を聴けたことが最大の収穫だったと思う。

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