ジルベスターコンサートIN シガ1999-2000
日時:1999年12月31日・金 開演22:00(0:20終演)
会場:びわ湖ホール
出演:指揮/松尾葉子 
ピアノ独奏/及川浩次
ソロ・合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル
曲目:
オッフェンバッハ/歌劇「天国と地獄」序曲
J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」より”公爵様”
J.シュトラウス/ポルカ「ハンガリー万歳」
J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」より”チャルダッシュ”
アンダーソン/セレナータ /トランペット吹きの休日
レハール/歌劇「メリーウイドウ」より”女というものは” ”マキシムの踊り”
J.シュトラウス/ワルツ「春の声」
チャイコフスキー/「エウゲニー・オレーギン」より”ポロネーズ”
ガーシュイン/ラプソディー・イン・ブルー
バーンスタイン/「ウエストサイド物語」より”トゥナイト” ”アメリカ”
ロウ/「マイフェアレディー」より”踊り明かそう”
ビゼー/歌劇「アルルの女」より”ファランドール

コンサートリポート
飛島さん 【ジルベスターコンサート・レポート】
 1999年大晦日のジルベスター・コンサート、この日をどれだけ楽しみに待ち焦がれていたことか!!
 巷では2000年を迎える大晦日という意味で盛り上がっているようでしたが、私にとっては全く異なる意味を持っていたのです。思い起こせば1年前1998年の年末、その年にオープンしたびわ湖ホールで、年越しのジルベスター・コンサートとやらが開催されるということを知り、単なる物珍しさで間際にチケットを買い求めました。そして、大阪シンフォニカーとの運命の出会いがあったのです。当時あまり心身の具合が良くなかった私に、大阪シンフォニカーは大きなエネルギーとパワーを与えてくれました。「このオケはすごい!!」
 それからというもの、私のシンフォニカー「追っかけ」の旅が始まったのです。それはそれはすざまじい「追っかけ」ぶりで、事務局でもすっかり有名人(?)になってしまったほどです。あまりに「追っかけ」過ぎて、様々なことに巻き込まれ、多くの出会いがあり、1年が3年分ぐらいに感じられた密度の濃い年となりました。まさに「ジルベスター・コンサート」に始まり、「ジルベスター・コンサート」に終わる1年、それが私にとっての1999年です。
 大晦日当日、「追っかけ」をきっかけにして知り合った友人と夕食を済ませ、割烹着からロングドレスに変身した私は、シンデレラさながらの気分で早めにびわ湖ホールへ向かいました。開場の9時きっかりに入場し、客席からの演出について会場担当の方と簡単な打ち合わせをした後は、ホワイエでシャンパンを1杯。びわ湖ホールのホワイエというのは、琵琶湖が一望できる(夜景もまた、真っ暗でオツなもの)、それはそれは素敵な空間なのです。友人・知人たちと共に、暮れゆく1年を惜しみながら祝杯を挙げました。
 夜10時、いよいよコンサートの開演。聴衆が昨年に比べるとかなり少ないのは、他の催しやY2Kがらみのお仕事のせいでしょうか?あるいは大事をとって、自宅に居ることを選ばれた方が多かったのでしょうか。
 颯爽と登場された指揮者は昨年と同じ松尾葉子さん、お洋服がとても(バックスタイルが特に!)素敵です。オッフェンバックの序曲『天国と地獄』からスタートして、お馴染みJ.シュトラウス2世の作品を中心に、祝祭的な曲が次々と演奏されていきます。前半でとても楽しめたのが、レハールのオペレッタ『メリーウイドウ』より、男声七重唱“女というものは”と女声合唱“マキシムの踊り子”でした。びわ湖ホール声楽アンサンブルの方々の歌と踊りが素晴らしく楽しくて、思わず会場から笑いや手拍子があふれて盛り上がりました。
 あ、そうそう!前半のもう一つのトピックスと言えば…。私は残念にも見逃してしまったのですが、主にスネアを叩いておられた花石さんが、一瞬ですが何とピッコロを吹いておられたとか…?これもまた、お祭りコンサートならではの“ご愛嬌”というものでしょうか。
 さて、後半のハイライトは何と言ってもガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』でしょう。冒頭部クラリネット村瀬さんの素晴らしいソロに金管がきれいに乗っかり、続くソロ及川浩治さんの迫力あるピアノがガンガン駆け抜けていきます。
及川さんのピアノは初めて聴いたのですが、すごい“気合い”がこもっているんですねえ。私は2階の最前列だったものですから、うなり声やペダルを踏まれる「ダンッダンッ」という音がよく聞こえて、すごかったです。スマートさには欠けるかもしれないけれど、タメがよく利いていながら、しかも軽快で、熱〜いスピリッツが感じられました。
 カウントダウンまでに盛り上がりすぎて、全曲を終われそうになかったらしく、1曲カットされたのは残念でしたが、1999年最後に演奏されたのはビゼーの組曲『アルルの女』より“ファランドール”でした。おもむろに黄色い太鼓(プロヴァンス太鼓というらしい)を「ヨイショ!」と肩に担ぎ上げて立ち上がった花石さんの叩くリズムに乗って、にぎやかに曲が展開されていきます。何だか、オケの皆さんもすごく楽しそうに見えました(実際は、「あ〜この曲でやっと終わりや〜!」という心
境だったのかも?)。
 さて、いよいよカウントダウン。会場全員で「10・9・8・…・2・1」と唱和して、「A HAPPY NEW YEAR!!」。実はY2Kで電気が真っ暗になるのではないかと密かにおそれていたのですが、そんなトラブルもなく、県民ファンファーレ隊が高らかに2000年の到来を告げて下さいました。そして驚いたことに、舞台前方で高さ2〜3mはあろうかという花火が数カ所から吹き上がり、舞台飾りが一部で燃えるというハプニングも!?(聴衆最前列の方々は、火の粉をかぶっておられるようにも見えたのですが、ご無事だったのでしょうか?) そしてほぼ同時に、ルミカライトの小さな粒々が空中にバラバラバラッと舞い飛び、客席の上に降り注ぎました。実に美しい光景。「やりますね〜。びわ湖ホールさん!」
 その後は恒例の抽選会で、ワインやホテル宿泊券などが次々と抽選されていきました。残念ながら、私は今年も当たらず!
 アンコールは、『トリッチ・トラッチ・ポルカ』と『ラデツキーマーチ』。出演者全員がステージ上に勢揃いで、にぎやかにフィナーレを飾って下さいました。途中で、自称“指揮者になりたかったピアニスト”及川さんが指揮される場面も!!私たちも、この日のために準備した「明けましておめでとう」の文字入りウチワやルミカライトを振り、最後は大きく広がる紙テープを投げておおいに盛り上がったというわけです。関係者の皆様、たいへんお騒がせしました。
 2年連続びわ湖ホールで年越しをされたシンフォニカーの皆さん、もしかすると「家でのんびり年を越した〜い!」などと感じておられるかもしれませんが、私たち聴衆にとっては何よりものお年玉でした。素晴らしい年越しコンサートをありがとうございました。皆さんに幸多き1年が訪れますことを、心から祈念いたします。

COROさん
あけましておめでとうございます。そして、ジルべスターコンサートお疲れ様でした。
もう、最高の年越しでした。「天国と地獄」の村瀬先生のソロでまず感動し、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。
私は声楽をやっているので、オペレッタなどを聴いているのも楽しかったのですが、もう何といっても、ラプソディ・イン・ブルーの村瀬先生のソロ、とってもよかったです。またポロっと泣いてしまいました。どうしてかわからないんですけど、すごく心打たれるんですよね。友達と言ってたのですが、「また泣いたの?」と言われてしまいました。
これからもシンフォニカーの皆さん の演奏を聴けるのを、すごく楽しみにしています。本当にお疲れ様でした。
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