2011年05月05日「第3回青島広志の奇想天外オーケストラ」~曲目解説
青島広志 の第3回奇想天外オーケストラにようこそ
青島 広志
皆さん、またお目にかかりましたね!えっ、初めてですって?それならどうぞ、楽しんで行ってくださいね。だって、きょうは一年中で一番皆さんが偉くなれる日なんですもの。
きょうの音楽会は、休憩をはさんで二つに分かれています。前半は、オーケストラと歌で、わくわくするようなふしぎな音楽を選んで演奏します。ロシアの一番有名な作曲家チャイコフスキー(1840~93)は、三つのバレエのために作曲しましたが、一曲目は百年間眠ったお姫さまのお話。二曲目は白鳥に姿を変えられてしまったお姫さまのお話。三曲目はお菓子の国の物語です。どれも聞いたことがあるでしょう?[金平糖の踊り]ではチェレスタというフランス生まれの楽器の音色が聞けますよ。アリャビエフ(1787~1851)もまたロシアの作曲家で、コロラトゥーラといって、声を鳥の鳴き声のように使う技術が聞けます。プッチーニ(1858~1924)の「トゥーランドット」はこわい王女さまを好きになってしまうお話。モーツァルト(1756~91)の「魔笛」は超能力をもったお母さんが歌います。「清教徒」はベルリーニ(1801~35)の作曲で、結婚しようとしてだめになるかわいそうな二人。「真夏の夜の夢」はメンデルスゾーン(1809~47)の一番知られた曲で、妖精の国での結婚式で使われます。「おもちゃのチャチャチャ」は、皆さんのご両親が生まれる前にテレビで放送され、ヒットした歌で、夜におもちゃが魂を持って踊ります。踊りもおぼえてくださいね。
後半は、フランスの童話です。銅像になった王子さまが、貧しい人たちを見て、自分の服についている宝石を上げようと思いますが、動けないのでツバメにたのみます。何人かを助けますが、しだいに寒くなって来て、ツバメは木枯らしと雪のために飛べなくなってしまいます。そこに空の上から楽しい音楽が聞こえて来るので、王子さまとツバメは吸い寄せられるようにいなくなってしまう―という、ちょっと悲しいお話です。それを二人の歌い手さんと指揮者、それにオーケストラで物語にして聞いて、見ていただこうと思います。前半でおぼえていただいた「おもちゃのチャチャチャ」も出て来ますから、どうか皆で歌って、踊ってね!もしもこのお話を読みたかったら、お家のかたにたのんで買ってもらってください。どこの本屋さんにもありますし、きょうは皆さんの言うことはたいがいきいてくださるはずですよ。