大阪シンフォニカー交響楽団 〜シェフからのメッセージ2005年05月27日 第101回定期演奏会
シェフからのメッセージ

ケルンテンの湖と三人の作曲家
 ブラームスツィクルス第2回目は交響曲第2番ニ長調とブラームスと同じくウィーンゆかりのもう二人の作曲家を取り上げます。
 ブラームスがこの曲を書いたのは、オーストリア・ケルンテン州にあるヴェルター 湖畔のペルチャッハという風光明媚な避暑地です。私も一度泳ぎに行ったことがあるのですが、実際に気候よし・水よし・景色よしの三拍子揃った今日でも人気の素敵な 所です。この湖は本当に碧色をしているのですが、この環境に触発されてか、ブラー ムスの交響曲第2番は自身の第1番とはうってかわって自然で伸びやかなニ長調の曲になりました。因みに同地で書かれたもう一つの名曲、ヴァイオリン協奏曲もやはり同じニ長調です。
 ところで今回取り上げるマーラーも後にこのヴェルター湖の傍に作曲小屋を建てましたし、ベルク一家も同じケルンテン州のオシアッハ湖の傍に別荘を持っていて、若きベルク青年はこの地で青春時代を過ごしました。自然の力が作曲家に霊感を与えるのでしょうか?
 三人の生きた時代はそれぞれ重なっていますし、共通の土地も持っているわけです が、当然のことながらそれぞれの作曲は異なります。今宵は三者三様の個性=音楽をお楽しみ下さい。
大阪シンフォニカー交響楽団 正指揮者
寺岡 清高

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