2007年4月13日(金)
第116回定期演奏会
■シェフからのメッセージ
"大山平一郎・謎"と題されているこのコンサートですが、演奏にあたり、解釈を確立するには、まずレーナウが詠んだ詩"ドン・ファン"を読めばシュトラウスの曲は見えてくる。
 エルガーの曲も"謎(エニグマ)"と云う大げさな題名が掲げられているが、この"謎"は演奏者にとって解けない謎では無い。その理由は、変奏曲ごとに作曲者自身の友人達を描写したもので、その人達の頭文字も提示されているからだ。
 このコンサートの"謎"の本命はベートーヴェンです。この作品には標題が付いていない上に、ハイドン・モーツァルトの影響から抜け出そうと必死にもがいていた頃の作品と云う事で、ベートーヴェンの実筆譜を見ても、一度書き終えた後に、又何度も書き直されている。作曲者自身にも中々解けない多くの謎、課題がまだ残されていたのではないでしょうか。"ベートーヴェン・謎"

大阪シンフォニカー交響楽団
ミュージックアドバイザー・首席指揮者
大山 平一郎


高橋 礼恵 ピアノ
1978年生まれ、6歳よりピアノを始める。桐朋学園女子高等学校音楽科在学中の1994年園田高弘賞ピアノコンクール第4位と園田高弘奨励賞、1995年日本音楽コンクールピアノ部門第2位と三宅賞を受賞。桐朋学園大学ピアノ科在学中の1999年エリザベート王妃国際コンクールでファイナリスト・ディプロマを得る。2000年に首席卒業。それまで加藤伸佳氏に師事し、卒業と同時にDAAD(ドイツ学術交流会)奨学生として国立ベルリン芸術大学に留学、クラウス・ヘルヴィッヒ氏に師事し現在も同大学院(国家演奏家コース)に在学中。2001年ベルリンでのアルトゥール・シュナーベル・コンクール第2位、2002年スタインウェイ賞、2003年フランツ・シューベルト&現代音楽国際コンクール第1位と聴衆賞、リーズ国際ピアノコンクール特別賞、第12回国際ベートーヴェンコンクール(ウィーン)では第4位など数多くの賞を受賞。2005年には第1回ボン国際ベートーヴェンコンクールにて第2位、あわせて現代音楽特別賞も受賞し、注目を集めた。これまで園田高弘、シェボック、ヴォスクレセンスキー、チェルニー=ステファンスカ、エンゲル、マルグリス、フィッシャー=ディースカウ、レヴィン、ゲルバー等の高名な演奏家のマスタークラスで更なる芸術的飛躍を遂げ、日本のみならずベルギー、ドイツ、イタリア、フランス、オーストリア、トルコでリサイタルやオーケストラとの共演を行うほか、ケルンテンの夏音楽祭、モーゼル国際音楽祭、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、ルール・ピアノフェスティヴァル、トンヨン国際音楽祭などでも演奏している。2004年には園田高弘推薦の「旬のピアニスト」シリーズのリサイタルライブ録音でCDデビュー。2006年7月には仙台でプラハ放送響と「皇帝」を協演し成功を収める。又トンヨン国際音楽祭でのモーツァルトのピアノ協奏曲演奏が、韓国ドラマ「春のワルツ」の音楽祭シーンでの挿入曲として使われる。去る10月のボンでのリサイタルは、ゲネラル・アンツァイガー新聞にて“訪れた多くの聴衆は期待を裏切られなかった。高橋礼恵は魂のこもった、ヴィルトゥオーゾな演奏で感銘を与えた”と好評を博した。2007年もドイツ、オランダ、オーストリア、日本でのリサイタルが予定されているほか、大阪シンフォニカー交響楽団定期演奏会出演、ケルン室内オーケストラとの共演も予定されている。

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