2008年12月4日(木)第130回定期演奏会
■シェフからのメッセージ
セルゲイ・ラフマニノフ…、由緒あるロシア貴族の家に生まれ、幼少よりピアノを学び、ペテルブルグ音楽院・モスクワ音楽院で本格的にピアノを修めた後、ピアニスト、指揮者、そして作曲家として20世紀前半に世界的にその名を知られた音楽家。
 ラフマニノフの音楽は19世紀ロシア音楽のいわゆる西欧派であるところのモスクワ楽派を正統的に受け継ぐもので、豊かでロマンティックな旋律性とメランコリックな叙情性は敬愛するチャイコフスキーに直接つながるものとされ、同時代のスクリャービン等が印象主義以後の近代音楽の方向を示しているのとは対照的に、ロマン主義の流れの中にどっぷりと身を置いていたものと云われています。
 今回、私にとって初の顔合わせとなる大阪シンフォニカーと、私自身も大好きなラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、交響曲第3番を清水和音君のソロと共に演奏出来ることを、とても楽しみにしております。
 20世紀に於けるロマン主義のひとつのあり方として今もなお多くの人々に愛されているこの名曲を、心ゆくまでお楽しみいただけましたら幸いです。

秋山 和慶



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