2009年1月16日(木)第131回定期演奏会
■シェフからのメッセージ
モーツァルトは短調の音楽をあまり書かなかった。ニ短調のピアノ協奏曲や「40番」と呼ばれるト短調の交響曲は音楽史上にそびえる大傑作だが、この「小さな」ト短調も珠玉の名品である。若林 顕さんとはモーツァルトもベートーヴェンもスクリャービンも共演したがハチャトゥリアンという、いわば規格外れの強烈な個性と色彩の大作に、さてどこから手をつけようか。若林さんの美しく豊かな音と深い音楽性が私たちを先導するに違いない。「悲愴」は作品そのものの、たとえようもない深さがホールを充たしますように。
外山 雄三