2009年04月14日(火)第134回定期演奏会
■シェフからのメッセージ
ブリテン作曲の弦楽団のためのシンプル・シンフォニー・・・
このシンプルって「簡単」って意味なのだろうか???つまり簡単交響曲?!
確かにこの曲、学生オケのために書かれ、初演したのはアマ・オケですが、決して技術的に簡単という一言で片付けられるほど簡単ではありません・・彼は、子供のころに書いた作品を元にこの曲を作り上げています。初心的要素、純粋さを取り入れ、自分自身を振り返るという意味での「シンプル」なんですね。シンプルでピュアであるからこそ、我々はさらに注意深く繊細にこの作品を再現しなければならないのでしょう。定評のあるシンフォニカーの弦の音色での演奏、ボクもとても楽しみにします。
岡田博美さんとの共演はこれで2回目になりますが、いやはや、とにかくこんなに弾ける人ははじめてです。いい意味で力が抜けていて超絶技巧を持ちながら、それを全く感じさせない真の音楽家であること間違いなし!です。ストラヴィンスキーのこの作品の打診があったとき、迷わず彼の名前が頭に浮かびました。彼のタッチの正確さと安定した音楽づくりは、この曲にもフルで反映され、聴衆の皆さんも、ステージ上のボクらも感銘をうけ魅了されることでしょう。
ボクが日本で最も好きなオケである大阪シンフォニカーさんの定期デビューとは、ボクにとって「春」であり、それをこのシューマンが彼の人生の好転機に書いた「春」で飾るのは、ごく自然なような気がします。この交響曲の要所要所にみられる愛と希望のメッセージが、これからのシンフォニカーさんとボクとの音楽づくりに拍車をかけるものとなりますよう、皆様にも暖かく見守っていただけるようお願いいたします。

大阪シンフォニカー交響楽団 首席客演指揮者
キンボー・イシイ=エトウ


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