■大阪シンフォニカー交響楽団-楽曲解説DB
サミュエル・バーバー『ノックスヴィル〜1915年の夏』
Barber/ Samuel: Knoxville, Summer of 1915, Op.24
演奏時間:16'
楽器編成:Solo Sop,1Fl(Pic),1Ob(EH),1Cl,1Fg,2Hr,1Tp,1 Per opt.(Trgl),Hp,Str
サミュエル・バーバー(1910-1981)は米国の作曲家。彼の作曲した『弦楽のためのアダージョ』は、アメリカでは訃報のBGMの定番で、映画でも「プラトーン」や「エレファント・マン」などに使われている。バーバーの作品は豊かな旋律が特徴で、20世紀前半の作曲家としては、伝統的な和声や形式に沿った作品を残していることから、「新ロマン主義」に分類される。また、バーバーの歌曲は英語圏出身の歌手にとって重要なレパートリーである。『ノックスヴィル・1915年の夏』は、テネシー州の小都市ノックスヴィルでの子供の頃の思い出を語ったジェイムズ・エイジー(1909-1955)の散文詩『ある家族の死』(ピューリッツァー賞受賞)に、バーバーが音楽をつけたもの。散文詩は家族の崩壊と天国での新しい家族の再会が綴られている。1915年、エイジーの父は死に直面していた、また奇しくもバーバーがこの作品を作曲した1947年、バーバーの父もまた死に至る病に伏していた。アメリカのソプラノ歌手エレノア・スティーバー(1914-1990)の依頼で作曲され、1948年4月9日スティーバーのソプラノ、クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団により初演された。
(無断転載を禁ずる)(C)佐々木 修
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