■大阪シンフォニカー交響楽団-楽曲解説DB
バーンスタイン:「キャンディード」序曲
Leonard Bernstein:Bernstein: "Candide" Overture
演奏時間:5'
楽器編成:2Fl,Pic,2Ob,2Cl,ES-Cl,Bass-Cl,Es-Cl,2Fg,K-Fg,4Hr,2Tp,3Tb,Tub,Tim,5 perc(BD,Cym,Trgl,Xyl,Glock,SD,TD),Hp,Str
レナード・バーンスタイン(1918〜1990)は、ウクライナ系ユダヤ人移民の3世としてマサチューセッツ州に生まれた20世紀を代表する指揮者・作曲家・ピアニストである。アメリカ人として史上初めてニューヨーク・フィルの音楽監督に就任するなど世界的な指揮活動の一方で、作曲家としても数多くの傑作を残している。
ハーバード大学を卒業し、自作の劇付随音楽を指揮して非公式ながら指揮者デビューしたバーンスタインは、交響曲第1番「エレミア」や第2番「不安の時代」などを発表、またミュージカルとしての初作品「オン・ザ・タウン」などで、作曲家としても確立していった。 この「キャンディード」は、フランスの啓蒙思想家ヴォルテールの「カンディード或いは楽天主義説」を原作とする音楽喜劇であり、脚本をリリアン・ヘルマン、作詞を主にリチャード・ウィルバーが手掛けた。当初オペラ・コミック的な方向性が強く、1956年12月ニューヨークでの初演は決して成功と呼べるものではなかったが、以後改訂が重ねられて1989年に今日の姿になった。旧版に比べて管弦楽も簡略化され、よりショー的要素が強くなっている。
 歌劇としては2時間を要するが、この軽快な「序曲」は独立して演奏されることが多く、中に含まれるモチーフは、度々劇中に顔をのぞかせる。アレグロ・モルト・コン・ブリオ、変ホ長調、2/2拍子。
(無断転載を禁ずる)(C)真嶋雄大 (音楽評論家)

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