<あらすじ> アウシュヴィッツの強制収容所。兵舎の庭のバラの茂みから、人々がガス室へと行進させられているのを見続ける毎日。ユダヤ人ヴァイオリニストの彼はナチス将校たちのためのパーティーでヴァイオリンを弾かされていた・・・。 強制収容所での悪夢のような日々を生き延びて40年を経た今、恐ろしい記憶と幻影に打ちのめされ、自らの魂の囚われ人として、残された最後の時間を、彼はアメリカの、とある老人のための施設で送っている。あのバラの茂みから、わが妻の死を目撃してしまった彼は・・・。