■大阪シンフォニカー交響楽団-楽曲解説DB
ブラームス:大学祝典序曲Op.80
Johannes Brahms: Academic festival overture
作曲年代:1880年夏
初演:1880年12月6日、ベルリンのホッホシューレ
演奏時間:10'
楽器編成:1Pic,2Fl,2Ob,2Cl,2Fg,K-Fg,4Hr,3Tp,3Tb,1Tub,Tim,3 perc(BD,Cym,Trgl),Tim,Str
ブラームスは1879年3月、ドイツのブレスラウ大学から名誉博士の称号の申し入れを喜んで受け取り、その返礼として1880年夏、オーストリアのイシルで「大学祝典序曲」を作曲した。ブラームスは楽しい四つのドイツの学生歌「我らは立派な校舎を建てた」「国の親父」「新入生の歌」「だから愉快にやろうじゃないか」を取り入れて、自作の主題と組み合わせてこの序曲を完成した。
曲の構成:ハ短調、アレグロ、ヴァイオリンが奏でる第1主題は遠くから近づく学生たちの行進のように次第に強まり、金管が朗々と第一の学生歌「我等は立派な校舎を建てた」を奏でる。再び力強い行進と第1主題が奏され、続いて、抒情的な第二の学生歌「国の親父」が第2ヴァイオリンで奏される。ここでテンポは速まり、第三の学生歌「新入生の歌」をファゴットがスタッカートで吹き始める。この最もユーモラスな歌で曲は最高に高まり、第1主題を軸にした展開のあと、再現部に入り三つの学生歌が再現、そして、最後に第四の学生歌「だから愉快にやろうじゃないか」が高らかに奏され歓喜の歌声とともに曲を結ぶ。
(無断転載を禁ずる)音楽評論家 (C)中原昭哉

■ブラームス:大学祝典序曲 作品80
「ドイツ・レクイエム」「ハンガリー舞曲」「交響曲第1番」などの名作を発表して、声価の高まったブラームスのもとに、おめでたい知らせが届いた。ドイツのブレスラウ大学が名誉博士号を贈りたいというのである。彼はありがたく頂戴することにして、そのお礼にこの序曲を1880年につくった。陽気な4つの学生歌を交えながら、ソナタ形式風の構成をとり、打楽器の奮闘が心地よい。同じ年につくられた「悲劇的序曲」と表裏一体をなす名曲である。
(c)音楽評論家 椨 泰幸 (無断転載を禁ずる)

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