■大阪シンフォニカー交響楽団-楽曲解説DB
ドヴォルザーク:演奏会用序曲 「謝肉祭」 Op.92
Antonin Dvorak: Carnival Overture
作曲年代:1891年7月28日-9月12日
初演:1892年4月28日、プラハのルドフィルヌム(現在の芸術家の家)、作曲者自身の指揮
演奏時間:10'
楽器編成:1Pic,2Fl,2Ob,EH,2Cl,2Fg,4Hr,2Tp,3Tb,Tub,Tim,3 perc(Tambrin,Trgl,Cym),Hfe,Str
ドヴォルザーク(1841-1904年)は49歳、1890年にプラハ音楽院教授に任命されたが、2年後、1892年9月15日、ニューヨーク・ナショナル音楽院院長に就任のためにプラハを発つ。ドヴォルザークの一連の演奏会用序曲「自然」(1891年)、「人生」(1891年)、「愛」(1892年)は、この渡米の数カ月前、4月28日プラハで行われた告別演奏会でドヴォルザークの指揮で初演された。1894年、ベルリン・ジムロック社から出版されたとき、「自然の中で」作品91、「謝肉祭」作品92、「オセロ」作品93と改められた。
「謝肉祭」は自由なソナタ形式で書かれ、アレグロ、イ長調、2/2拍子、勢いよく第1主題を全奏して始まる。ワグナー『タンホイザー』(1843年)の「ヴェーヌス讃歌」を想わせる主題、これに弦楽で抒情的な副主題が続き、ボヘミアの民族的活力に満ち溢れた謝肉祭が表現され、アンダンティーノ・コン・モート、ト長調、3/8拍子に転じる。イングリッシュホルンに乗ってフルートとオーボエが奏でる美しい愛の調べ。そして、再びアレグロで第1主題が再現、次第に活気を高めて華やかに曲を結ぶ。
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