■大阪シンフォニカー交響楽団-楽曲解説DB
ラヴェル:マ・メール・ロワ
Ravel: Ma Mere l'Oye
初演:(連弾)1910年4月20日,ガヴォー・ホール、独立音楽協会定期演奏会
演奏時間:2',3',3',4',4'(16')
楽器編成:2Fl(2nd/Pic),2Ob(2nd/EH),2Cl,2Fg(2nd/K-Fg),
2Hr,Tim,3perc(Trgl,TT,Cym,BD,Xyl,Glock),Hp,Cel,Str

 『マ・メール・ロワ』とは、英語の『マザー・グース』、つまり『きらきら星』『メリーさんの羊』などの伝承童謡のこと。また、伝説上の童謡作家として童謡集のタイトルそのものとしても使われている。子供好きだったモーリス・ラヴェル(1875-1937)が、友人ゴデブスキ家の2人の子どもたちのために、1908年まずピアノ四手連弾の組曲として作曲。1911年に管弦楽に編曲された。1912年には「前奏曲」「間奏曲」が付け加えられた、バレエ組曲も発表されている。
第1曲:眠りの森の美女のパヴァーヌ。4/4 Lent(ゆっくりと)。わずか25小節の子守唄。
第2曲:親指小僧。2/4 Tres modere(とても中庸で)。シャルル・ペローの童話集。貧乏な父親から森に連れて行かれ捨て子にされた親指小僧(一寸法師)は、帰りの道しるべに、ひそかにパンのかけらを道に落として来たが、鳥がそれを食べてしまったので道に迷い飢える。
第3曲:パゴダの女王レドロネット。2/4、Mouvt de Marche(マーチの楽章)。ドーノワ伯爵夫人の"緑の蛇"から。女王は着物を脱いでお風呂に入る。陶器の黒人形は、歌い、楽器を演奏をはじめる。パゴダとは中国製の首振り陶器人形。
第4曲:美女と野獣の対話。3/4 Mouvt de Valse tres modere(とても中庸なワルツの楽章)。醜い、しかし心の美しい野獣は美女に求婚するが、美女はためらう。野獣は命をかけて美女を愛し、彼女もついにそれを受け入れる。すると呪いが解け、野獣は美しい王子に変身する。
第5曲:妖精の園。3/4 Lent et grave(ゆっくりと荘重に)。静かに揺れる花の中で、眠れる森の美女がまどろんでいる。王子がやって来てそれを発見する。美女が次第に眠りから覚め、ハッピーエンド。
(C)佐々木 修(無断転載を禁ずる)

PC-index
Mobile-HOME