■大阪シンフォニカー交響楽団-楽曲解説DB
城之内ミサ/『空華2・クハプシュパ〜二胡と中国琵琶のための』
Missa Jyonouchi: KUGE2 for Erhu and Chinese pipa
指揮者である曽我大介さんから委嘱作品の依頼を受け、大阪シンフォニカー交響楽団のリハーサルを拝見した時、私の心に「思いを馳せる」という言葉が浮かびました。大好きな言葉なのですが、演奏を聞かせて頂きながら、きっといつも彼等は音楽と真摯に向かい合い、観客の皆さんに思いを馳せているのだろうなと、そんな空気が伝わる演奏だったのを覚えています。
『空華??・クハプシュパ〜二胡と中国琵琶のための』は、「魂と天との内省的対話」がテーマです。二胡、中国琵琶はその音色から、人の叫び、嘆き、慈しみ、心の綾、はかなさを。オーケストラは天の愛、悟し、光、赦しをイメージして作曲しました。「空華」とは「くうげ」と読みます。「見えないものでも心の眼を持てばやがて見えるようになる。空に華を見るように」。仏教用語ですが、私は勝手にこのような解釈をしました。
ソリストお二人の表現力の豊かさとオーケストラの美しく魂のこもった演奏が、聞いて下さった方の心に届きますようにと、祈るような気持ちで、私も思いを馳せています。演奏してくださる皆さんと、聞いてくださった方々に、心からのお礼をこめて。
(無断転載を禁ずる)(C)城之内ミサ

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