■大阪シンフォニカー交響楽団-楽曲解説DB
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調「イタリア」作品90
Birtoldy Felix Menndelssohn: Symphony no.4 in A "Italian"
作曲年代;1831年ドイツへ帰ってから着手し、1833年の3月に完成されている。
演奏時間:8',7',6',6',(27')
楽器編成:2Fl,2Ob,2Cl,2Fg,2Hr,2Tp,Tim,Str
メンデルスゾーンがイタリアのローマを訪れたのは、1830年の11月で、翌年の4月までずっと滞在していた。彼はここでローマの民衆が馬鹿騒ぎする謝肉祭も、教皇グレゴリウス16世の荘厳な就任式も見ることが出来たが、こうしたイタリアの風物に魅せられてこの曲は着想された。特に終楽章はローマ付近の民族舞踊サルタレロのリズムが用いられて、いかにも「イタリア交響曲」と呼ぶにふさわしいものがある。
曲はロンドンのフィルハーモニック教会の依頼で書かれた3曲の中の一つで、1833年の5月13日に初演された。だがメンデルスゾーンは初稿に満足ではなかったらしく、存命中は出版もせず、折に触れて改訂の筆を加えた。結局ドイツでの初演は、メンデルスゾーンの死後の1849年にライプツィヒのゲヴァントハウスで、ユリウス・リーツの指揮で行なわれ、出版されたのは1851年であった。
したがって実際この曲は、第3番「スコットランド」よりも先に作曲されながら、番号が逆になってしまった。なお作曲者自身による改訂は、モシェレスに宛てた手紙によると、1837年にはすでに完成していたようである。
ただ曲想的には、表題音楽的な要素はほとんどなく、明確にイタリア的なのは終楽章のサルタレロ舞曲のリズムだけで、後は南国的な雰囲気のみといえよう。
第1楽章;アレグロ・ヴィヴァーチェ ソナタ形式
第2楽章;アンダンテ・コン・モト ニ短調 自由な3部形式
第3楽章;コン・モト・モデラート 3部形式
リズムはメヌエットだが、形としてはより自由でスケルツォに近い。
第4楽章;プレスト ハ長調
「サルタレロ」と題され、この舞曲はローマ付近の民衆が、男女対で踊るもので、この楽章ではほかにタランテラのリズムもあらわれる。
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