■大阪シンフォニカー交響楽団-楽曲解説DB
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲Op.64
Sergey Prokofiev: Romeo and Juliet Suite
演奏時間:
Suite No.1 op.64bis 4',2',4',3',2',8',4',(27')
Suite No.2 op.64ter 5',4',3',2',8',2',6,(30')
楽器編成:
op.64bis: 2Fl,1Pic,2Ob,EH,2Cl,B-Cl,2Fg,K-Fg,T-Sax,
4Hr,2Tp,1Crt,3Tb,Tub,
Tim,5perc(Glock,Xyl,Tambn,Field Dr,Trgl,Cym,BD,SD),
Hp,Pf,Str
op.64.ter: 2Fl,1Pic,2Ob,EH,2Cl,B-Cl,2Fg,K-Fg,T-Sax,
4Hr,2Tp,1Crt,3Tb,Tub,
Tim,2perc(Glock,Tambn,Trgl,Cym,BD,SD,Marc),
Hp,Pf/Cel,Str( opt,viola d'amore)
プロコフィエフ(1891〜1953)はロシア革命を逃れて1918年からアメリカやヨーロッパで活躍していたが、1927年に革命後初めて祖国ソ連を訪れ、最終的には1935年に帰国する。そしてソ連に復帰した際の最も代表的な傑作に数えられているのが、バレエ音楽「ロメオとジュリエット」である。作曲は1934年夏から翌年春にかけて行われ、バレエとしては1938年12月に初演された。しかしプロコフィエフは、バレエ音楽が完成した時点で、その音楽から7曲ずつを選んだ2つの演奏会用組曲も作っており、それらはバレエに先駆けて、第1組曲(作品64bis)は1936年11月、第2組曲(作品64ter)は1936年12月に初演されている。ちなみにプロコフィエフは1944年には、さらに6曲からなる第3組曲(作品101)も作っている。
ところが実際のコンサートやレコーディングの場においては、この組曲の形で演奏することは比較的少なく、むしろバレエ全曲(ある意味では組曲からとも言えるが)から適宜抜粋して演奏されることが多い。それは演奏に要する時間的な問題とか聴かせ所を集めたいとか、あるいは指揮者の各曲に対する好みといったことが関係しているのだろう。
(無断転載を禁ずる)(C)福本 健