■大阪シンフォニカー交響楽団-楽曲解説DB
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
Sergey Prokofiev: Concerto for Violine No.1
演奏時間:10',4',8',(22')
楽器編成:2Fl(Pic),2Ob,2Cl,2Fg,4Hr,2Tp,Tub,Tim,2perc(Tambn,SD),Str
プロコフィエフとなると、5歳でピアノ曲を、9歳でオペラを作曲した、驚くべき早熟の天才だった。このヴァイオリン協奏曲は1917年、26歳のときの作品で、翌18年、彼は革命の動乱を避けて、シベリア経由で日本を経て、米国に脱出し た。東京、横浜で3回のコンサートを開いた。帰国したのは1932年だった。この協奏曲は第1楽章の始まりを「夢みるような」と自分でいっている。また屈折に富む複雑な第2主題を「だれかを口説く要領で弾いてほしい」とダヴィッド・オイ ストラッフにいったそうである。
この甘美な第1楽章に比べると、第2楽章は協奏曲としては異例のスケルツォで、悪魔的にひびく。スル・ポンティチェロといって、駒の近くを弾いて奇妙な音を出す有名な個所がある。全体として無限につづく無窮動のような趣をもってい る。第3楽章は自由な変奏曲風で、最後に第1楽章の主題が戻ってきて「夢みるような」情緒を再現する。
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