
(大阪シンフォニカー交響楽団 音楽監督・首席指揮者2008年4月就任)
2007年音楽クリティック・クラブ賞受賞のお知らせ
今年4月より、当楽団音楽監督・首席指揮者に就任する児玉 宏氏が、昨年9月の当楽団「第120回定期演奏会」でのブルックナー「交響曲 第5番」の演奏などが高く評価され、2007年音楽クリティック・クラブ賞を受賞されました。
4月より児玉氏に音楽監督・首席指揮者にご就任いただくにあたり、今回の同氏の受賞は、当楽団といたしましてもたいへん喜ばしく、また、昨年、当楽団が受賞いたしました平成19年度(第62回)文化庁芸術祭「芸術祭優秀賞」に続く喜びに、楽団員、事務局員一同、気持ちを新たにしております。
今後とも大阪シンフォニカー交響楽団にご高配を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
受賞の言葉この度は「2007年音楽クリティック・クラブ賞本賞受賞」という嬉しいニュースを頂きまして、どうもありがとうございました。ご存知のように「指揮者」という職業は「自ら音を出すことが出来ない」という宿命を背負っております。今回の受賞理由になった「大阪シンフォニカー交響楽団定期演奏会におけるブルックナー」の演奏も、「関西二期会の《愛の妙薬》」の上演も、演奏をして下さったオーケストラの皆さん、舞台の上で歌い演技をなさったソリストや合唱の方々、聴衆からは見えない舞台の裏や袖でオペラ上演を支えて下さったスタッフの皆さん、そして副指揮やコレペティの皆さんの「労力と支え」があったからこそ実現出来たわけです。したがって、今回の受賞は「私個人の功績」ではなく、受賞の対象になった公演に参加した「すべての皆さんへの感謝と賞賛のしるし」だと認識しております。「20世紀の最後の四分の一」という時間をドイツの歌劇場で過ごすことが出来た私にとって、そこで身に付けた伝統や仕事を通して得た貴重な経験が、少しでも日本の音楽界の中で役に立つことがあれば、これ以上嬉しいことはありません。西洋音楽の歴史と伝統を、単に追従し模倣するのではなく、21世紀を生きる<日本人>として、「私たちの西洋音楽」を<日本の文化の一つ>として、そして<関西の音楽界>から新風を発信できるように、今後とも努力をして参りたいと思っております。
海外在住のため、表彰式に参加をすることが出来ない失礼を、どうかお許し下さい。益々の貴クラブのご発展を、心からお祈りいたします。
2008年1月吉日
児玉 宏
音楽クリティック・クラブ
音楽クリティック・クラブは、1974年に、関西に在住しそれぞれ自由な立場で恒常的に音楽評論などの文筆活動やその他の音楽評論活動に携わるものによって結成された。会員相互の情報交換や親睦を図るとともに、音楽クリティック・クラブ賞の贈賞など、関西音楽文化の向上に資することをその設立主旨とする。
音楽クリティック・クラブ賞
音楽クリティック・クラブは、毎年12月に、前年の12月からその年の11月に至る期間において関西圏で行われた演奏会の中から、音楽クリティック・クラブ会員が推奨する特に優れた演奏会について、会員の合議によって受賞者(個人、団体、演奏会)を決定し、翌年1月に受賞者に音楽クリティック・クラブ賞を贈り、その優れた成果を顕彰する。この賞には、その年度の演奏会の中から最優秀と認められたものに贈られる「音楽クリティック・クラブ賞」と、著しい成長を示し今後の活躍が大いに期待されるものに贈られる「音楽クリティック・クラブ奨励賞」が設けられている。
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