「頑張れ!東北の子供たち」


 大阪交響楽団(当時は大阪シンフォニカー交響楽団)は今から約3年前、今回の東日本大震災で大きな被害にあわれた地域におきまして、文化庁「本物の舞台芸術体験事業」の一環として、14公演を行いました。
 小学校や中学校の体育館で、我々の演奏に涙を流して感動してくれた、真っ赤なほっぺをした元気な子供達、親身にお世話をいただいた先生方やPTAの皆様、そして我々楽団員を暖かく迎えてくださった町のみなさん。
 本当に、あの恐ろしい地震や津波の映像がテレビから流れるたびに、みなさんのご無事を祈る気持ちでいっぱいです。
 みなさんの安否のほどは、大阪ではまったく情報がありません。
 ひょっとして被災されてないだろうか?あの我々が演奏した体育館で、寒さに震えておられないだろうか?と、居ても立ってもいられない心地です。
 どうぞ、あの時、小学生、中学生だったみなさん。元気を出してください。我々もみなさんのことを忘れていません。 遠い大阪から微力ではありますが、「いま何が出来るのか?」を必死に考えています。
 きっといつの日か、またみなさんの前で演奏できる日が来ると信じています。
 本当に辛く悲しい日々ではあると思いますが、元気を出して頑張ってください。
                 大阪交響楽団  楽団員 事務局員一同


文化庁“本物の舞台芸術体験事業”

2007年11月 8日 岩手県 大船渡市立末崎中学校
     11月 9日 宮城県 名取市立第二中学校
     11月12日 宮城県 南三陸町入谷中学校
     11月13日 宮城県 石巻市蛇田小学校
     11月14日 宮城県 石巻市立広渕小学校
     11月15日 宮城県 蔵王町立永野小学校
     12月10日 青森県 五戸町立川内中学校
     12月11日 宮城県 石巻市立中津山第二小学校
     12月12日 宮城県 白石市立白石第二小学校
2008年 1月16日 宮城県 山元町立坂元中学校
      1月17日 宮城県 大崎市立古川西中学校
      2月26日 福島県 郡山市立穂積小学校
      3月10日 青森県 八戸市立白山台小学校
      3月11日 青森県 八戸市立吹上小学校




上記公演時の指揮者 松沼俊彦さんからのメッセージ

 人生の中で、これほどまでに大きく深い悲しみに触れたことはありません。犠牲になられた全ての方々のご冥福をお祈りいたします。

 わずか数年前、大阪シンフォニカー交響楽団(現大阪交響楽団)とともに、音楽の喜びを共有し合った東北の地の方々、その皆さんが震災被害に遭われているやもしれぬと聞き、不肖ながらこのメッセージを送ります。
 皆さん、 私たちの心は皆さんと共にあります。私たち日本人は、これまでも様々な困難にぶつかり、しかしそれを克服してきました。日本人は強い、そう称賛されてきました。その力を信じ、連帯し、この困難に立ち向かい、 そして立ち上がり前に進みましょう。 無力な自分が具体的にどうしたら力になれるのか、また実際に力になれるのかどうかはわかりませんが、 あのコンサートで出会った子供達と関係各位の皆様、そして震災被害に遭われた全ての皆様に再び希望と笑顔が戻りますよう、今も心から祈っています。
                   指揮者 松沼俊彦 

戻る