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Q1.ファゴットを始める事になったきっかけを教えて下さい。
A1.高校に入学したら本当はオーボエをやろうと狙っていたのですが、同じ新入生に経験者の先客がいたもので、「まだファゴットなら空いてんで〜」という先輩の一言が運命を決めました。
Q2.留学中最高に印象に残っている出来事を教えて下さい。
A2.留学中に受けたオーディションに合格してホーフ交響楽団にて研修生としての立場ですが在籍し、ドイツでプロとしての仕事を経験できたことです。外国人の多いオケでしたので、奏法にしても音楽の感じ方にしても、いろいろな考え方を学ぶことができました。これはその直後に合格通知の来たPMFでも役に立ったことです。PMFは私の音楽人生を変えたかもしれません。参加できて幸せでした。
Q3.自分自身で一番尊敬する、または目標になさっているファゴッティストがいらっしゃいましたら教えて下さい。
A3.ファゴットの可能性を教えてくれたすばらしい先生は沢山いらっしゃるのですが、何のために自分はファゴットを吹くのか、という課題を与えてくださった富永芳憲氏を大先輩として尊敬しています。
Q4.ご自分の人生を生きて行く上で、自分に本当に影響を与えたと思われる人物はいらっしゃいますか?
A4.Q3の富永氏、それに作家の三浦綾子氏です。あと、シンフォニカーに入団する直前に指揮者の佐渡裕氏に頂いた助言は、今の私の支えかもしれません。
Q5. 藤崎さんにとっての今年最大の出来事はなんでしょうか?
A5.毎日が驚きの連続です。
Q6.好きな、作家、映画監督、画家、あるいは女優、俳優などいらっしゃいましたら教えて下さい。
A6.作家で宮本輝、向田邦子、三浦綾子、井上靖。特に井上氏の日本語センスの素晴らしさは尊敬しています。
Q7.ご趣味はなんでしょうか?
A7.おもしろそう、と思えばなんでも手を出しますから多趣味です。一番長く続いている趣味、と敢えて挙げるなら食べることでしょうか?(笑)
Q8.もしも世界中でどこにでも住むことが出来るといわれたら、どの街に住みますか?
A8.ザルツブルグです。心から愛している街です。
Q9.ファゴットの魅力とは藤崎さんにとってどんなところでしょう?
A9.楽器そのものは多くの可能性を秘めているのですが、オーケストラではいわゆる三枚目役、漫才で云う「うなずき役」です。伴奏が主体ですから主役を張ることも殆ど無いでしょうし、人の印象に残るような音の強さもありません。しかし、この役をする人の何気ない間の取り方で、主役(二枚目)の演技を生かすも殺すもまさに自由自在、それどころか主役のやることを誘導することすら実は可能なんですね。ですから最近はメロディーパートの皆さんを、自分のやりたい音楽の方向へ裏で何気なく誘導するのが密かな楽しみです。(笑)
Q10.今日の聴衆の皆様に一言お願いします。
A10.初めてのソロの機会を、しかもこんな豪華なゲストの方と共演という形で与えていただいて、緊張するとともにワクワクしています。自分の可能性に挑戦する好機として精一杯、音楽を遊び(spielen)たいと思っています。