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インタビュー 西村 彩(ヴァイオリン奏者)
2018-07-06
— 最近、印象に残っている演奏会はありますか?

和歌山の田辺で演奏したベートーヴェンの「田園」(交響曲第6番)と「運命」(交響曲第5番)です(2018年2月17日、紀南文化会館大ホール)。外山先生の指揮でしたが、楽譜に忠実にというのをもとにされて、妥協がないんです。詰めの甘いところはすぐに指摘されますし、何より本番に全身全霊で集中して、全力を出すことを求められます。

— 入団していかがでしたか?

1995年7月にメンバーになりました。大学在学中にオーディションがあったんです。最初は、知らない曲がどんどんやってきて譜読みが大変でした。今でも知らない曲の譜読みは大変です。個人的には去年弾いたフランツ・シュミットの交響曲第2番(2017年4月13日、第209回定期演奏会)が本当に難しかったです。それまでの個人的な史上最高難易度ランキング1位がウォルトンの交響曲第1番だったんですが、それを塗り替える作品が現れたというわけで、今までも、そしておそらくこれからもずっとそういうことの繰り返しです。それでも、ハーモニーが決まった、うまくいったと思えた時は、オーケストラで弾いていてよかったと感じますね。 何も知らないところから仕事を始めたので、その過程の中で色々なことを勉強したり、知ることができました。入団して10年ぐらいした時に、ウィーンへ留学することができたのは、とても良い経験でした。

— 留学して何が変わりましたか?

自分のテクニックの向上はもちろんのこと、ウィーンはいるだけで、音楽がしたくなるような環境でした。落ち着いた豊かなエネルギーがあって、文化そのものに余裕があるように感じ、そういう余裕をいいなと思うようになりました。1年だけだったのですが、春夏秋冬の移り変わりを感じることができて、(ベートーヴェンの)「田園」の嵐の部分のように、本当にポツポツときたと思ったら、急にザーッと雨が降ってくるんですよ。人との出会いにも恵まれて、本当に良くしていただきましたし、風土を肌で感じながら歴史ある街で勉強できてその後の大きな財産となっています。以前に大学院に行ったのも入団後でしたし、仕事をしながらこうやって勉強させていただけたのは大変幸せなことで、本当にありがたいと感謝しております。

— ヴァイオリンを始めたきっかけは。

子供の頃姉がピアノをやっていて、家でアンサンブルできたら楽しいのではという母の考えで、6才の時「ヴァイオリンやってみる?」と言われて、「うん」と答えたら、当時北九州に住んでいたのですが、篠崎ヴァイオリンスクールというところに連れて行かれました。現在N響コンマスの篠崎史紀さんの御両親が教えられているところで、そこでヴァイオリンを弾く楽しさを教えていただきました。その後ご指導いただいた先生方にも仲間にも、友人や家族にも恵まれて、今まで続けることができてありがたいと思っています。
 
 
 
西村 彩写真:(C)飯島 隆
 
聞き手/小味渕彦之(音楽学・音楽評論)
 
~プログラムマガジン2018年度4・5・6月号掲載~
 
 
 
 
 
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