大阪交響楽団 2017年度名曲コンサート シェフからのメッセージ

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2017「名曲」シェフからのメッセージ

 
 
第100回名曲コンサート  2月3日(土)
ディエゴ・マルティン・エチェバリア
ディエゴ・マルティン・エチェバリア
ディエゴ・マルティン・エチェバリア

≪スペインからの風≫

ー ロッシーニ没後150年/ビゼー生誕180年 ー

 

2018年2月3日(土)

昼の部13時30分開演/夜の部17時00分開演

 

大阪交響楽団の友人の皆様へ

 2015年10月の第17回東京国際音楽コンクール〈指揮〉で第一位入賞を果たして以来、日本の皆様が私に与えて下さったことすべてに対して感謝の意に耐えません。皆様のお蔭で私は自分の人生を、日本だけでなく世界中で、すっかり別のものに変えることができたのです。私はずっと日本の文化に熱い関心を持っていましたし、いくつかの日本のオーケストラを指揮した経験を経たいま、日本の皆様が深くヨーロッパのクラシック音楽を愛していらっしゃることを感じ取っています。私がどれほどの喜びを感じながら日本のオーケストラと仕事しているかを、ことばで表現するのは容易ではありません。日本の奏者は、技術が最高レベルにあるだけでなく、音楽そのものにも、仕事を一緒にする音楽家にも敬意を払い、演奏では集中力が高く、いつも最善を尽くそうという姿勢を持っています。
 コンクール以来、光栄にも外山雄三先生と親しくさせて頂くようになりました。先生は大阪交響楽団との間に長く実りある関係を築いてこられた方で、私にも数々のアドヴァイスを下さり、またこの楽団についてポジティブに語って下さいました。また楽団長・インテンダントの二宮光由氏が私に目をかけて下さり、随所で私が出演するコンサートにいらして、毎回終演後にお話いただけたことにも深く感謝いたします。お二人のおかげで私は前からこのオーケストラを知っていたかのような気持ちになることができました!これらは端的な事ですが、楽団全体がいかに深く音楽に注力しているかを示すもので、私はその大阪交響楽団に2月3日にデビューできることに心躍らせ、光栄に思っています。
 日本は私の国からは遠い国なのに、来るたびに私はいつもほっとした心地になります。でも今回いつにも増して特別な思いがするのは曲目ゆえでしょう。この演奏会は『スペインの夕べ』と呼んでもよさそうなプログラムですが、実はスペインの作曲家はホアキン・ロドリーゴ一人だけです。彼の《アランフェス協奏曲》はスペインで書かれた作品で最も有名なものの一つで、私はオーボエ奏者として何度も演奏する機会があり(第2楽章のイングリッシュ・ホルンのソロを吹くのはいつも楽しみでした)、指揮した経験もあります。この曲の譜面を開くたびに、いつもその美しさに感動を覚えます。ほかの3人はイタリア人(ロッシーニ)とフランス人(ビゼーとラヴェル)ではありますが、そこでもスペインの色合いを感じることができるでしょう―特にラヴェルとビゼーで。録音もインターネットもなく、旅行も容易ではなかった時代に、こうした異国の作曲家がどれほど的確に私の母国の音楽を理解していたかは驚くばかりです。《カルメン》も《セヴィリアの理髪師》も私のお気に入りのオペラで、その何曲かを皆様と一緒に分かち合えるのは嬉しい限りです。そしてラヴェルの《ボレロ》については、何か語るべきことがあるでしょうか?シンプルなメロディーとハーモニーをベースにしながら、たぐいまれなオーケストレーションとリズムによって曲は傑作として発展して行くのです。
 私が指揮台で味わう以上に、皆様がこの演奏会で美しく情熱的な音楽を楽しんで頂ければ、と願っています。
 
 
ディエゴ・マルティン・エチェバリア
 

 

 
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