大阪交響楽団 2017年度定期演奏会 シェフからのメッセージ

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2018「定期」シェフからのメッセージ

 
 
第221回定期演奏会   9月21日(金)
延原 武春
延原 武春
延原 武春

2018年9月21日(金)19時00分開演 

 

 シューマンの交響曲は言わずと知れた名曲ですが、必ずオーケストレーションに悪評が付きまといます。私は、これまでのピリオド楽器での演奏経験から、シューマンのオーケストレーションは決して悪くないと考えています。むしろ、19世紀当時使用されていた楽器ではベストなオーケストレーションかもしれません。当時の管楽器はモダン楽器と比較して音量も小さく、音色も弦楽器と混ざりやすいものでした。つまり、モダン楽器でシューマンの交響曲を演奏する時は、音色と音量のバランスに細心の注意を払えば、オーケストレーションの問題は解決できるのです。第3番「ライン」はシューマンの交響曲の中でも最も繊細な作りをしていると思います。難しさのある曲だけに、どう作り上げていくか、とても楽しみにしています。
 今回の演奏会はシューマンを軸にシューベルトとブラームスという「因縁」を感じる取り合わせです。シューベルトの死後、シューマンがシューベルトの自宅の机にあった交響曲「ザ・グレイト」の楽譜を発見しなければ、現在のシューベルトの管弦楽曲に対する評価は変わっていたかもしれません。ブラームスもまた、シューマンやクララ・シューマンとの関係なくしてはその名声は無かったかもしれません。
 シューベルトの「水の上の聖霊の歌」は男声合唱とヴァイオリンを除く弦楽合奏という中低音寄りの非常に渋い響きの曲です。ブラームスの「ドイツ・レクイエム」を彷彿とさせますね。アルト・ラプソディーは「ドイツ・レクイエム」の翌年に書かれた曲で、書法も少し似ています。ゲーテの詩によるという部分以外にも、何か「見えない糸」を感じます。
 連綿と連なるドイツ・ロマン派の流れを、その最も凝縮されたような作品群で感じて頂ければと思います。
 
 
 
延原武春
 
 
 

 
                 
            
                                         

 
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